【初公開】最先端の凍結卵子保管施設を公開します!
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【初公開】最先端の凍結卵子保管施設を公開します!

Grace Bank(グレイスバンク)は、お客様からいただく保管料はこれまでのサービスと比較し圧倒的に低価格でありながらも、国内最高クラスの品質を誇る凍結卵子の保管体制を実現しています。これは、「さい帯血(へその緒の中に含まれる胎児血)」の凍結保管を22年間無事故で運用してきた株式会社ステムセル研究所(2021年6月東証マザーズ上場予定)と資本業務提携し、同社が保有する施設内に専用のタンクを設置しているからこそできたこと。本記事では、その保管体制を公開します。

クリニックでの卵子の保管体制

卵子凍結を実施している不妊クリニックでは、一般的に、各クリニック内に小型の液体窒素タンクを保有し、液体窒素を手動で補充しながら、凍結した受精卵と一緒に未授精の凍結卵子を保管しています。もちろん、クリニックですから高水準ではあるのですが、受精卵の頻繁な出し入れによるタンク内の温度変化や、災害時の建物の耐震性、セキュリティ、人為的なミス等のリスクを考慮すると、必ずしも理想的な環境で保管されていない場合もあると考えられます。

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一般的なクリニックでの卵子保管の様子

ステムセル研究所の保管施設

ステムセル研究所の保管施設は、地震や津波などの災害に強いエリアに位置しています。22年間無事故の実績があり、その間には東日本大震災(震度6)に見舞われたこともありましたが、さい帯血を保管していたタンク設備等に影響はなく運用を継続してきました。

バックアップ電源を擁しているため停電対策も万全であり、後述する通り、タンク内の温度や液体窒素量等を24時間365日常に監視・記録し、また、厳重なセキュリティシステムにより、保管されている卵子が万全に管理され守られています。また、万が一の取り違えや紛失を防ぐ管理システムも備わっています。

ステムセル研究所の品質管理システムは、国内はもちろん、国際レベルの評価も受けており、AABB(アメリカ血液銀行協会)及びISO9001(品質マネジメントシステムに関する国際認証規格)といった外部評価機関の認証を取得しているほか、国内では一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)の審査を経て、保健医療福祉分野のプライバシーマークを取得しています。

巨大なタンクへの液体窒素の自動供給システム

こちら(↓)が実際に使われているタンクと液体窒素の自動供給システムです。常にタンク内を超低温(-190℃以下)に保つため、タンクの温度を監視しながら、液体窒素ボンベからタンクへ、配管を通じて自動で液体窒素が注がれているのです。

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こちら(↓)は、2021年からステムセル研究所が運用し始めた新しい保管施設です。新たな保管施設の開設を機に、従来の施設を含め、より堅牢で最新鋭の温度監視・記録システムを導入しています。

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タンク本体の高さは1.5m、直径(タンクの外径)1.5m程度。約24,300ケーン(1人あたり1ケーン利用する場合、24,300名分!)が収容可能です。この大きさのタンクを複数台運用しているのは、日本ではステムセル研究所だけとのことです。

また、ここまで大きいとタンクの底から上部で温度のムラがあるのでは、と思われるかもしれませんが、タンク内は上部でも約-190℃に維持されています。

液体窒素が卵子凍結保存に利用される理由

先ほど、タンク内は-190℃以下に維持されている、とお伝えしましたが、「窒素」の沸点は-195.8℃であるため、液体窒素を充填することでタンク内の空気は-190℃以下に保たれる、という仕組みです。一般的に、細胞は-150℃以下で活動が停止するので、-190℃以下という保存温度はかなり余裕を持った数値であると言えるでしょう。例えば、凍結卵子の出し入れのためにタンクの蓋を開け閉めしても、すぐに温度上昇により凍結卵子に影響を与えてしまうような心配はありません。

24時間365日の遠隔管理システム

さて、供給用およびタンク内の液体窒素の量、タンク内の温度のデータは、24時間365日、自動監視・記録されています。また、タンクの蓋が一定時間以上開けられた場合など、必要に応じてアラートが飛ぶ仕組みとなっています。

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こちら(↑)は施設内のPCで監視をしている様子ですが、2つの別のシステムを同時運用しており、万一1つの管理システムにトラブルがあった場合でももう1つでカバーされ、バックアップ体制が整っています

また、タブレット端末を使って現場から離れた場所からでもリアルタイムの遠隔監視が可能です。それに加え、アラートが出た場合には、直近のデータを確認するとともに、遠隔でカメラの映像を確認し必要に応じて現場に24時間365日体制で駆けつける体制が整っています。

厳重なセキュリティシステム

卵子という"替えの効かないもの"を扱う保管庫であることから、盗難や取り違えなどが起こらないシステムも構築されています。

保管庫に入室する際の静脈認証システム(銀行の認証でも多く使われているものです)、不審な動きがないかを把握する人感センサ、防犯カメラ等で全ての行動が管理・記録されています。

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防犯カメラやセンサがいたるところに設置されています

クリニックでの採卵から保管庫までの輸送体制

ここまで、ステムセル研究所の保管庫での保管体制についてお伝えしましたが、そもそも「クリニックで採卵された卵子をどう保管庫へ輸送しているのか?」と気になる方も多いかと思います。

卵子を格納する容器を5本入れて1つのユニットとなる「ケーン」は、運搬専用の容器(ドライシッパー)に入れて輸送されます。ドライシッパーの中にも液体窒素が充填されており、輸送中も超低温(-150℃以下)が維持されています。さらに、ドライシッパーに温度ロガー(温度のログが取れる機器)が取り付けられており、輸送中の温度や所要時間が記録されているので、適切な取り扱いが行われたことがデータにより証明されるのです。

凍結卵子の保管管理システム

Grace Bank(グレイスバンク)では、お客様の卵子の保管状況管理システムを自社で構築しています。

Grace Bankが提供する卵子保管サービスの申込みをしていただいたあと、お客様専用バーコードが書かれたシールが発行され、お手元に届きます。このシールを、採卵するクリニックにお持ちいただくのですが、採卵するクリニックにおいて、このシールを容器とケーンの両方に貼っています。このバーコードが表す13桁の数字が「個人番号」となり、いつ誰がどこのクリニックで何個採卵したか、どのタンクにいつから保管されているか、また、いよいよ凍結卵子を利用する際には、いつどこのクリニックで何個解凍・利用するか、といった「保管・利用情報」と紐づくというわけです。

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バーコードシールが貼られたケーン

バーコードが印字されたシールにも工夫があります。超低温の環境下でも剥がれず、長期間の保存に対する耐久性のある素材を採用し、海外から輸入した専用のプリンタで印刷しています。こちらについても別の機会にお伝えしたいと考えています。

Grace Bank(グレイスバンク)について

Grace Bankでは、お客様が将来のひとつの「選択肢」として卵子凍結をご検討いただけるよう、セミナーや個別相談会を積極的に実施しております。まずは「知る」ことから始めてみませんか。

ご不明点などあれば、お気軽にお寄せください。

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Grace Bank(グレイスバンク)は、「女性が願うあらゆるライフプランが社会的制約なく叶えられる未来の創出」をミッションに、女性の医学的機能や妊孕性についての啓発活動を行いながら、みなさまに安心してご利用いただける「選択的卵子凍結」のプラットフォームを整備していきます。 ​